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剣太郎 外山

ワンコの行動学習について

本日は、ワンコの行動学習についてお話します。

ワンコの行動学習は、シンプルで下記の4種類しかありません。

①行動の結果良いことが起きる。

 吠える→家族に注目される→吠えるが増す

②行動の結果悪いことがなくなる。

 吠える→ケージから出してもらえる→ケージ内での吠えるが増える

③行動の結果嫌なことが起きる。

 吠える→大きな音がした→吠えるが減る

④行動の結果良いことがなくなる。

 吠える→抱っこが終わる→静かに抱かれている(吠えるが減る


①、②のように学習してしまうと、無駄吠えなどの原因になります。


さて、近年ワンコの行動学が見直されています。

その一つが、


 主従関係 よりも 協調関係 だということです。


 群れを維持するためには、仲間同士による争いごとを極力避ける必要があります。

 争いごとで、傷ついた仲間が出ると、自ずと群れの力は弱くなるからです。


 よって、ワンコは、自らが持ち合わせる感覚すべてを駆使して細やかな

 コミュニケーションを発達させてきました。


 これを「統合作用」と言います。


※統合作用とは

 複数の諸要素が相互に結合し、単一の全体性を獲得する作用


つまり、視覚だけではなくそれ以外の感覚も駆使して相手を全体的に理解する作用です。

例えは、相手の身振りや声の調子、全身に漂わせている雰囲気などです。


もし、飼い主であるあなたがその日の気分で変化する行動をとってしまったり、一貫性のない対応をワンコにしてしまった場合は、どうなるでしょう。


ワンコが混乱してしまうことが、想像できますよね。


それが、シンプルな行動学習を複雑化してしまう要因です。


家族であるあなたの行動と心理の影響をあなたが思っている以上にワンコに影響していることを忘れないようにしてください。







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